歯垢除去は自分できる?!歯垢染色剤を使った上手な歯垢の取り方

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歯周病で失ってしまった歯や歯茎の再生治療を歯周病バイブルで確認。GTRやエムドゲインによる歯周組織再生や、PRP(多血小板血漿)による骨の造成治療など、最適の方法をご提案致します。

【歯垢染色剤の使い方】

歯垢除去を自分で行うための基礎講座

歯垢除去による歯周病予防は、歯磨きが最も効果的だといわれていますが、残念ながら歯ブラシだけではすべての歯垢を落としきることはできないのです。特に、口内の細菌がお風呂のヌメリのようにバイオフィルム化することによってできる歯垢は、ネバネバした粘着質で除去しにくいという特徴があります。

さらに、歯垢は白色または黄白色なので、目視で確認しにくいことから、自分ではしっかりと歯磨きをしているつもりでも、歯垢が落ちているかどうかよく分からないという人は多いはず。そこでおすすめなのが、歯垢を染め出すことによって磨き残した歯垢を見つける歯垢染色剤です。

歯垢染色剤とは

歯垢染色剤は、「歯垢染め出し液」や「プラークチェッカー」「プラークテスター」などの呼び名でも知られている、歯に付着した歯垢を染め出すための検査用の薬品です。染色剤が歯垢に触れると、色素が歯垢の表面から内部に浸透し、歯垢の内部のタンパク質などと結合して歯垢だけが染め出されるのです。

染め出しには、歯垢を赤く染め出すタイプと青く染め出すタイプのほかに、赤色と青色の2色に新しい歯垢と古い歯垢を染め分けるタイプがあります。染め出しの色調や度数は、使用している色素や量によって異なることから、商品やメーカーによってばらつきがあります。

歯垢染色剤の種類と染め出しの方法

歯垢の染色剤には、大きく分けて液状とジェル、錠剤の3つがあります。磨き残しの歯垢が染まりやすくするためには、歯垢の染め出しを行う前には必ず、普段通りの歯磨きの後にティッシュペーパーなどで歯の周りの水分を拭き取っておく必要があります。

液状の染色剤の使い方

液状の染色剤には、綿棒や綿球を使って直接塗布するタイプのほか、口の中に直接滴下するタイプ、水に溶かして口をすすぐタイプがあります。他の種類に比べて、たっぷりと使うことで、歯と歯の間などの細かな部分まで染色剤を染み渡らせることが可能です。

ジェルの染色剤の使い方

ジェルの染色剤は、綿棒や綿球のほか、歯ブラシに付けてブラッシングの要領での塗布が可能です。液状に比べてとろみがあるので、初心者におすすめの扱いやすいタイプだといえます。

錠剤の染色剤の使い方

錠剤の染色剤は、口の中で噛み砕いて唾液と混ぜ合わせることで、染色剤を口内全体に行き渡らせます。錠剤を使用する場合、噛み砕いた部分が集中的に染まるほか、染め出しにムラができやすいことから、液状やジェルに比べてテクニックが必要です。

歯垢染色剤を使用する際の注意点

歯科用デンタルミラーで歯の裏をチェックする女性

染色剤の塗布後、水で数回お口をすすいで、染め出された歯垢をチェックします。水を吐き出す際は、壁や床など、周囲に飛び散らないよう注意しましょう。さらに、染色剤が衣服に付くことを防ぐために、薄い色の衣服の着用は避け、お子様やお年寄りが使用する場合はエプロンやタオルの着用をおすすめします。

歯垢をチェックする際は、せっかく染め出した歯垢を見逃さないためにも、明るい場所で行うのが鉄則です。また、歯の裏側や臼歯などの奥の部分は、普通の手鏡などでは確認しにくいため、歯科で使用されているような柄の先に小さな鏡がついた、歯科用のデンタルミラーは必須アイテムだといえます。

磨き残しの歯垢の上手な取り方

歯ブラシとデンタルミラーとデンタルフロス

歯垢の染め出しが終わったら、歯ブラシを使って除去しましょう。歯ブラシが届きやすい歯の表面に比べて、歯と歯の間やの「歯間」や奥歯の噛み合わせの「裂溝」、歯と歯ぐきの境目の「歯頸部」は、磨き残しが多い部分です。

歯間の歯垢の上手な取り方

デンタルフロス

歯ブラシが届かない歯間には、デンタルフロスの使用が欠かせないといえます。細かく動かしながら歯間に挿入して、歯の側面に付いた歯垢を取り除きます。また、フロスでうまく取ることができない歯垢の除去には、毛が円錐形に束ねられたタフトブラシがおすすめです。

裂溝の歯垢の上手な取り方

裂溝部分の歯磨きは、歯ブラシを当てる角度を変えながらブラシを細かく動かすのがコツ。また、タフトブラシの毛先で裂溝を1本ずつ磨いていくことで、きれいに溝の中の磨き残しを取り除くことができます。特に、裂溝は虫歯ができやすい場所なので、しっかり歯垢を落とすことが必要です。

歯頸部の歯垢の上手な取り方

歯と歯ぐきの境目は、歯に対して歯ブラシの脇の部分が45度の角度になるように当て、細かく動かしながら磨きます。その際、歯ブラシを無理に押し付けると、毛先がしなって境目にうまく当たらないため、力を入れすぎないのがポイントです。


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